富士見パノラマリゾートでの活動報告です!(長野県)

富士見パノラマリゾート(長野県諏訪郡)

3月5-6日 富士見パノラマリゾートでの
スノーボードプログラム 活動報告です!

1日目

晴天の八ヶ岳を望む富士見パノラマリゾートに降り立った、児童養護施設の約20名の男女児童たち。
到着を待ち構えていた多くの大人を前にバスから降りてくる姿は、よそよそしさとワクワクと緊張が合わさった様子。

覚えている顔もちらほらといる中で、歩きながらバスの中で寝て来たの?なんて言葉を掛けてみると、
「寝なかったー、昨日の夜も寝れなかったー」と答えてくれた。施設の卒業生も参加してくれて、お兄さん、お姉さんといった落ち着いた様子。

着替えと開会式を終え、午前中は前回の復習とクラス分け。
慣れていない児童と初めての児童はリフトを使用せず自力で登り下り。
課題が出来た時と出来なかった時の登りの足取りの違いは明らかだったが、みんな驚くほど上手い。
もっと転ばなきゃ~と言ってみたら、照れていたのが印象的だった。そして、昼休みの開始時間を忘れてしまうくらい、イントラも含め楽しんだ。昼食では、汗をぬぐいながらおかわりに向かう児童もいて一安心。

 

午後はリフトを使いコースの上へ。
今回はボードを装着せず持ったまま乗車させることを選択。

このスキー場の索道係(リフト)の方たちはとても親切で、小さな子どもでも一人でリフトに乗り降りできるようになりましょうと、しっかりサポートしていただける。ありがたい。
リフトが後半に差し掛かると上から下の児童へ始まる伝言ゲーム、
「おりるときはあしをあげてー!→おりる時は足を上げて~!→おりるときはー、、、」。
施設で一緒に暮らす一体感なのか、なんとも微笑ましい光景だった。

リフトを降り、足元を見ながら行動しがちな児童たちに先ず一息させるためにすること→遠くの山々の雄大な景色を見てもらう。
そして、今からチャレンジするコースを見てもらう。
初めての児童も「こんなところ行けないよー」と、最初はおっかなびっくりだったが、そんな心配もよそに、周りの滑りにも引っ張られ、「足が痛いー」、「つかれたー」と言いながらも滑りきることができた。
そして、下まで滑りきった時にしてもらうこと→後ろを振り返って自分が上から滑ってきたコースを見て達成感を味わってもらう。

 

本日が初めての4年生の女子児童が、疲れから本部で休息を取っていた。復帰して直ぐが本日のラスト一本。初めて滑るコースにも関わらず頑張る姿は感激としか思えず、更に下まで来たところで、ボードを外して歩くかを聞いたところ、
「やだー、下にいるおねえちゃんのところまで滑るー!」
自分のゴーグルが曇っているのかと思っていたが、ゴーグルを着けていないことに気づいた。

諦めない姿勢、チャレンジする姿に強く感動を覚えた大切な日となった。

ありがとう。
また一緒に滑ろうね!

Report:中村昌輝

 

2日目

東京から、フリースクールの13名の児童を招待した。
小学5年生から高校3年生までの子ども達だが、中学生ともなると大人のような体格だ。
平日ということもあり高速もスムーズ、天気は快晴で暑いくらいであった。

迎えたボランティア10名もレベルの高いインストラクターが揃った。ベテラン揃いで子ども達とは親子のようだった。

ほぼマンツーマンでサポート出来たので、子ども達が望むペースでそれぞれのスノーボードを楽しんで頂けたと自負している。
晴天の富士見パノラマスキー場からは八ヶ岳が綺麗に見えていた。

都会に住む児童たちは口々に山を見て綺麗だと自然に出ているようだった。
そういう時はとてもリラックス出来ていて余裕がある時なのでスノーボードも必ず上手くいく。
案の定素晴らしいスピードで上達していった。
僕らももう少し一緒に滑っていたかったが、子ども達もなおさらだろう。

毎回子ども達の為に出来ることがあればと参加するが、
元気つけられてるのは自分達無いのではなかろうかと思ってしまう。
来年も逢えることを今から楽しみに思う。

Report. Fujii

また、この日はメディアの方が活動の取材に来てくださり、
BS朝日にてテレビ放送されました。
以下の番組公式HPと、youtubeにてご覧いただけます。
ぜひご視聴ください! (3分間の映像です)
https://www.bs-asahi.co.jp/tunagaruehon/lineup/prg_230/

ご協力いただいた
富士見パノラマリゾートの皆様、
ボランティアインストラクターの皆様、
ありがとうございました!!


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